【高専からの進路について】就職と大学編入のメリット、デメリットを解説します。

f:id:Tibesuna889:20190907022826j:plain

 


現在高専に在学中、または高専への入学を考えている皆様

 

高専を卒業してからの進路について、

 

「就職か大学編入で進路を迷っている」

「自分が就職と大学編入どちらに向いているのかがわからない」

 

そう思っている方は多いのではないのでしょうか?

 

人生の重要な分岐点。

今の選択で今後の人生が大きく変わってきます。

慎重に決めたいですよね。

 

この記事では高専卒業生である私が考える、
 ・就職と大学編入のメリット、デメリット
 ・どんな人が就職に向いていて、どんな人が進学に向いているのか
 ・筆者の考える進路の決め方

について紹介したいと思います。

 

この記事を参考にしていただいたうえで、自分が後悔しないような選択をしていただければ幸いです。

 


<目次>


1.就職、大学編入のメリット、デメリットについて


1-1.就職のメリット、デメリット

   

f:id:Tibesuna889:20190907022912j:plain

高専といえば「就職に強い」というイメージを持っている方も多いのではないのでしょうか。

高専生は求人倍率が高く、就職活動でも比較的苦労しません。

 

就職した場合のメリット、デメリットは以下の通りです。


■メリット

高専求人倍率が高く、圧倒的に就職しやすい

高専生は即戦力になるため、現代でもかなり倍率が高いことが多いです。

 会社によっては「高専生」の枠が用意されていることもあります。


・早いうちから仕事のノウハウを培うことができる

→若いうちから仕事の進め方を学ぶことで、大卒、大学院卒よりも早く昇格するための経験を積むことができます。また、転職する際にも一通りの仕事の流れを学んでいれば有利に転職活動をすることができます。


・給料が入るため、遊びに使えるお金が増える

高専卒1年目の手取り平均は16~20万円くらいです。

 会社によっては1年目からボーナスが出ますので、学生に比べて遊びに使えるお金がとても増えます。

 

・学生と違い、仕事と休日が完全に分かれているため、メリハリのある生活がしやすい

→社会人は基本的に仕事と休みがはっきり分かれていますので、仕事の日は仕事、休日はがっつり遊ぶといったようにメリハリのある生活が遅れます。学生だとどうしてもだらだら過ごしてしまったり、アルバイトなどで休みがなくなってしまうことが多いと思います。


・定期試験などがない(会社によっては社内の試験などあるかもしれませんが・・・)

→魔のテスト期間に追われることがなくなります。

 

■デメリット
・社会人になるため、自分の行動に対する責任は大きくなる

→社会人になり当然行動の自由は広がりますが、自分の行動に対する責任は学生よりも大きくなります。


・大学生活を経験できない

→サークル、放課後、恋愛といった「夢のキャンパスライフ」は経験できません。

   
・初任給が大卒、院卒に比べて安い

→会社にもよりますが大卒と比べて4万円ほど、院卒と比べて6万円ほどの差があります。まあ年齢を考えれば仕方ないことではありますが・・・

 

就職によるメリット、デメリットは以上の通りです。

デメリットとして初任給の低さを気にしている人が多い印象です。ただそこに関しては本人の頑張り次第で差を埋めることが可能です。大学編入の学費を考えるとそんなに大きなデメリットでもないと思います。
   

1-2.大学編入のメリット、デメリット

  

f:id:Tibesuna889:20190907022937j:plain

高専の5年生から、大学の3年生に編入することができます。

そのまま大学院に進む人がほとんどだと思います。

大学編入した場合のメリット、デメリットは以下の通りです。

 

■メリット
・自分の興味のある分野をより深く学ぶことができる

→大学編入することで、高専では学ぶことのできないより専門的な知識をつけることができます。


高専からの就職では就けないような職種に就ける(研究職や要素開発などの上流職)

→職種によっては、どうしても「大卒以上でなければならない」というような条件が付いていたりします。もし将来やりたいことが明確に決まっているのであれば、早めに調査しておくことをお勧めします。


・まだ学生でいることができる

→学生のうちは少しでも長く学生でいたいと思いますよね。

 学割が使えるのも学生だけの特権です。


・自由な時間が多い

→講義が少ない日、1か月ほどの長期休み・・・

 学生は自由に使える時間が圧倒的に多いです。特に1か月の長期休みはなにか大きな挑戦をするのに最適とも言えます。


■デメリット
・定期試験がある

→ほとんどの方はテスト期間に苦しめられると思います。

 

・学費がかかる

→大学にもよりますが、基本的に多大な学費がかかります。

 奨学金を借りるのか、両親に出してもらうのかは人それぞれだと思いますが、自分で稼ぐのは本当に大変なことです。


・休日がアルバイトでつぶれる場合がある

→遊びや生活に使うお金を稼ぐために、アルバイトをする方が多いと思います。

 社会人と違い、休日がアルバイトでつぶれてしまう。なんていうこともあるかもしれません。


高専に比べると就職活動が大変

→「高専枠」というものもないですし、推薦をもらうにも良い成績をとり続ける必要があります。

 高専に比べると就職活動は苦労することが多いと思います。


・高い志がない場合、無駄に時間とお金を浪費するだけになってしまう

→学費などのもろもろの費用、若いうちの貴重な時間を使って大学生活を送ります。ここで自分を成長させることができないとお金と時間を無駄にするだけになってしまいます。


編入のため、コミュニティに参加しずらい場合がある

→これはよく聞く話なのですが、編入生はすでにあるコミュニティに途中参加するため、孤立してしまいやすいor編入生同士でしか絡めない、という状況になりやすいようです。

 

進学によるメリットデメリットは以上の通りです。

学生なら一度は夢見るキャンパスライフですが、明確な目的持っていない場合はあまり合理的な選択とは言えません。

 

 

2.就職、大学編入にはそれぞれどんな人が向いているのか

ここでは私なりの「どんな人が就職、大学編入に向いているのか」という考えをまとめてみました。

すべての人に当てはまるわけではないと思いますが、進路で悩んでいる方は参考にしてみてください。

 

2-1.就職に向いている人はこんな人

f:id:Tibesuna889:20190907023000j:plain

・将来やりたいことが明確であり、かつ高専からの就職でやりたいことができる人

→これなら就職一択です。下手に大学へ編入することで就職活動の難易度が上がってしまうかもしれません。

 

・将来やりたいことがあまり明確ではない人

→これは意外だと思うかもしれませんが、「やりたいことを探すために大学編入する」というのは絶対にやめたほうがいいです。理由は明確な目的がないと大学に行く意味が薄れ、時間とお金を無駄にしてしまうからです。ざっくりの分野が絞れているのであれば、給料や福利厚生やネームバリューで会社を選び、就職してしまいましょう。

 

・早くお金を自分で稼ぎたい人

→趣味にお金をかけたい人、家族のために早くお金を稼がなければならない人は早めに就職したほうが良いです。

 

・勉強が嫌いな人

→就職したからと言って勉強を全くする必要があるわけではありません。ただし、学生と違い仕事のための勉強はそのまま評価、昇格といった目に見える成果につながり、モチベーションを維持しやすいと思います。

 

・早く自立したい人

→就職してしまえば世間からは「社会人」として扱われます。早く地元を離れて自立したい人は早めに就職するのが良いと思います。


2-2.大学編入に向いている人はこんな人

f:id:Tibesuna889:20190907023033j:plain

・将来やりたいことが明確であり、そのために大学、大学院を卒業する必要がある人

→将来やりたいことが明確であり、大学編入が必要であれば迷うことはないと思います。強い意志があればしっかりと専門知識を学び、自分の付きたい職種に就けると思います。

 

・起業したい人

→就職して仕事のノウハウを学ぶのもいいですが、起業を考えているのであれば、大学に編入し空いた時間で起業のための知識をつけることをお勧めします。インターンに参加するのも手だと思います。

 

2-3.筆者の思う進路の決め方

f:id:Tibesuna889:20190907023115j:plain



長々と書いてきましたが、私の考える進路の決め方はいたってシンプルだと思います。


将来自分がつきたい職種を考えたとき、
高専からの就職でもその職種に就くことができる→就職」
「大学以上に進まないとその職種に就くことができない→大学編入

という考え方でよいと思います。
    

 

3.  まとめ

・就職と大学編入にはそれぞれに良いところと悪いところがある
・進路を決める際は、「自分が将来やりたいこと」を基準に考えるとよい
・将来やりたいことが明確でない場合は、就職しておいたほうが無難

 

 私の場合、「大学に行ってみたい」というふんわりとした理由で大学編入も考えておりましたが、大した目標がないのに大学に行っても時間とお金の無駄だと思い就職を選びました。

周りには「大学で遊びたいから」「まだ学生でいたいから」「やりたいことが見つからないから」といった理由で大学編入をしている人もいましたが、私には理解ができません(笑)

 

就職してみると、学生の頃よりも充実した生活を送ることができ、とても満足しています。

社会人生活最高に楽しいよ!というお話はまた別の機会に・・・

 

それでは、また。